江戸時代初めの慶長年間、徳川御三家の尾張藩を置くにあたり、木曽川の水を取水し大江川と結び、尾張平野の水田に水の供給をすべく、一宮の工匠原田六助らが命を受け築造した大杁である。 当時木曽川は水勢南岸を洗い、川と大野村の間には瀬違いがあり、用水の取水がすこぶる便利であった。然るに、大野杁は土砂堆積により取水不能となり、杁が上流に移されてその役目を終えた。 しかし、この大野杁は、宮田用水第一の杁である。
【ひとくちメモ】
大野極楽寺公園内野球場西南角。石碑(平成22年建立)あり。
基本情報
住所 |
〒491-0143
浅井町大野 ※ アクセスマップは「大野極楽寺公園 野球場」を示しています |
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アクセス
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・一宮駅から名鉄バス川島行き「大野」バス停より徒歩1分