【Vol.2】BISHU FES.2024レポート

バリエーション豊かな「尾州」
世界レベルのファッションショー!

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2023年11月、一宮市を中心とする毛織物産地「尾州」を全国へPRするため、“東京ガールズコレクション(TGC)”とのコラボレーションを目玉に初めて開催した「BISHU FES.」。

2024年は10月12日(土)・13日(日)の2日間で開催し、老若男女に楽しんでいただけるイベントに。
32,000人もの方にご来場いただき、尾州の魅力が存分にPRされました。
様々な尾州の魅力を伝えた2日間をレポートします!

「尾州」の魅力がまちなかに集合

あのTGCとコラボレーションし、注目度の高い中、初開催された「BISHU FES.」。
市内外から多くの方が来場し、尾州に触れるワークショップやマルシェを楽しんでいました。

BISHU FES.2023の様子はこちら↓

【初開催】BISHU FES.2023レポート
織物で彩られたまちにランウェイ!
尾州の魅力を知る2日間!

2回目となる今年は、小さな子どもや高齢の方まで、幅広い年齢層の方が、会場内の至るところで楽しむ姿が見受けられました。親子連れの姿も散見され、ファミリー層にも居心地の良いイベントなんだと感慨深くなります。

会場に着いて、まず気づいたのが会場内の織物が増えているということ。
銀座通りのフラッグに加え、一宮駅前にはテキスタイルバナーや子ども用遊具など尾州に触れる装飾が設置されていました。

本町商店街を歩いていると、オリナス一宮の前で子どもたちの遊ぶ姿が目に入ってきました。その小さな手には様々なパペット。

このパペットたちの模様は、本町商店街内の看板や建築物から生まれているんだとか。
シアターに見立てられたストリートファニチャーに合計20体のパペットたち。
子どもから大人まで楽しめる落ち着いた会場になっていました。

他にも愛知県在住のグラフィックデザイナー・鷲尾友公さんが描き下ろしたオリジナルフラッグなど、昨年よりもアート色豊かな会場になっており、歩いているだけでも十分楽しい!

  • BISHU PUPPET CIRCUS

  • WASHIO TOMOYUKI ARTWORK in BISHU


今年も開催! 糸で描くラグアート
<i-ビル1階>
◆タフティングワークショップ

昨年、大盛況だったワークショップが今年も開催されました。
作製したラグは、市内で開催されるイベントを中心に活用される予定とのこと。参加者も実際に座れる日が待ち遠しいのでは? 私も想像しただけでウキウキしちゃいます。

尾州のカレント あの人気イベントが特別出張!

<名鉄一宮駅コンコース>
◆びしゅう産地の文化祭

今年で6回目となる秋のビックイベント「びしゅう産地の文化祭」。
尾州で作られた服や雑貨の販売だけでなく、生地を選んで服をオーダーする「お仕立て服」などが販売されていました。2日間を通して28ものブースが出店し、大勢の方で賑わっていました。

大人気シリーズ
びしゅうの〇〇お仕立て会

累計1,000着を突破する人気シリーズ「びしゅうの○○」。尾州の最高級生地をデイリーに愛用できる服に仕立てる「尾州のカレント」オリジナル商品です。
BISHU FES.会場ではズボン・半ズボン・スカートの3種類のお仕立て会も開催されていました。
カレントメンバーが厳選したウールやコットンをはじめとする高品質な生地からオーダーでき、手に入れたくなること間違いなし!
これぞ「尾州」と言わんばかりのイベントです。

こちらもチェック
『びしゅうは、楽しい。
「尾州のカレント」の物語。』

自由気ままに手芸体験、端材を活用したワークショップ
<オリナス一宮>
◆出張手芸部 in 尾州

2年目となる今年は、東京を拠点に活動する縫いもの集団“Itazura NUMAN”によるワークショップ「CASSを作ろう!くっつけよう!」も開催。
捨てられがちな端材同士を縫ったりくっつけたりして作る「CASS(カス)」を、心のおもむくままに作成されていました。2歳の参加者もいたとのことで、一体どんなCASSを作ったんだろう?
産地の若手と考える「尾州」のこれから
<オリナス一宮>
◆NINOW -TEXTILE JAPAN IN PROGRESS-尾州版

こちらも昨年に引き続いての開催。尾州産地で働く若手にフォーカスし、生地の展示や物販が行われていました。
「尾州産地で働く若手と考えよう! 尾州産地の今までとこれから」をテーマに、地元学生や繊維企業関係者が話し合う機会も。
「尾州」に向き合う思いが少しでも産地の未来を明るくしてくれることを願います。

突如現れた長さ30mの特設ステージ

<本町商店街>
◆Street Runway


2日間で様々なイベントが開催された「Street Runway」
12日(土)は尾州ジャズオーケストラや一宮市消防音楽隊による素敵な演奏でイベントがスタートし、さながらイベント開催を祝うファンファーレのようでした。

豪華出演者らによるトークショー

◆映画「BISHU 〜世界でいちばん優しい服〜」トークショー
出演者の服部樹咲さん・岡崎紗絵さん・吉田栄作さんに加え、監督の西川達郎さんによるトークショーが開催されました。
エレガントな衣装を身に纏うお二人と、それを温かく見守る吉田さん。3人のやり取りは本当の家族そのものと感じられるほどで、信頼関係の深さが垣間見えたような気がします。

©2024映画「BISHU 世界でいちばん優しい服」製作委員会

あの人気俳優が歌手としても登場!
◆吉田栄作ミニライブ
トークショーの熱気も冷めやらぬまま、ミニライブがスタート!
それぞれの持つバックグランドの違いや広さに共鳴し、音楽を楽しむ事に特化したユニット「ステキナトリオ」による伴奏も相まって会場内も大盛り上がりでした。
かわいさ100%!制服試着体験
◆制服ブランド・Lucy Pop試着体験
海外で女性人気抜群の制服ブランド・Lucy Popの試着体験が国内初開催。
制服に着替えたあとは、友達同士で撮影会をしたり、ランウェイでモデル体験したりなど自由に楽しんでOK!
外国の方も多く体験しており、会場内を賑やかしていました。
未来のデザイナー・高校生によるファッションコンテスト&ショー
尾州の生地がふんだんに使われ、創造力と想い溢れる衣装の数々。自慢の衣装を身に纏い堂々とランウェイを歩いている姿から、まるでその子のためだけのランウェイだと思わされます。
当日は、CBCの柳沢彩美アナも司会に駆けつけ、会場は大いに賑わっていました。

<出場>
一宮高等学校・古知野高等学校・修文学院高等学校

世界で活躍する「尾州」 トップレベルのファッションショー

<i-ビル 7階シビックホール>
◆ファッションショー「BISHU THE SHOW」

今回の目玉となったのは、POSTELEGANTのデザイナー・中田優也さんが総合プロデュースするファッションショー。
中田さんは、2025年に開催される大阪・関西万博の日本政府館(日本館)アテンダントのユニホームデザインも手掛ける日本を代表するデザイナーです。
ショーは「バリエーション」をテーマに“BISHU NEW WAVES"、“FUTURE INNOVATORS"、“MODERN APPROACH"の三部構成。市内繊維企業や未来のデザイナーである学生まで様々な尾州が表現されていました。

“BISHU NEW WAVES"
「尾州」の代名詞ともいえるスーツを着用したモデルからショーがスタート。これぞ「尾州」と言わんばかりの品格で、最初から圧倒されるばかり。
次に登場したのは尾州産地で自社ブランドを展開する4社。各社6着ずつのコレクションになっており、Women'sの上品さや華やかさなどは私の知っている「尾州」のイメージとは異なるもので、一部の魅力しか知らなかったんだと思い知らされます。

<参加ブランド(企業)・登場順>
BISHU GENTLEMEN COLLECTION[葛利毛織工業株式会社・国島株式会社・長大株式会社]
DELIY[株式会社東伸]・織地也(originali)[中伝毛織株式会社]
EYCK[小塚毛織株式会社]・MOVB[株式会社ソトー]

  • DELIY

  • 織地也(originali)

  • EYCK

  • MOVB

“FUTURE INNOVATORS"
幻想的な音楽とともに始まったのは、地域のファッション系の学生によるコレクション。
第一部の雰囲気とは異なり、学生の個性が全面に押し出された衣装の数々。未来を担う学生の可能性を感じました。

<参加学校・登場順>
名古屋モード学園・岐阜市立女子短期大学
“MODERN APPROACH"
最後は、待ちに待ったPOSTELEGANTの2024年秋冬コレクション。シンプルなデザインながらも生地の艶感や風合いから遠目にも分かる品質の良さ。モデルさんの着こなしや歩き方も相まって、ラグジュアリーブランドのような風格が漂っていました。

<POSTELEGANT>
2017年秋冬デビュー。時代や場所を越えて残っていくものを生み出すことを目標に現代的なデイリーウエアを作る。デビューコレクションから尾州の生地を多用し品質の高さと、シンプルなデザインで幅広い人たちからの評価を得る。

BISHU FES. POP UP STORE

2024年10月23日(水)〜29日(火)の期間、名古屋のタカシマヤ ゲートタワーモールにて、POP UP STOREが出店され、「BISHU THE SHOW」で披露された衣装の一部を販売していました。

まだまだ触れる機会の少ない尾州製の衣服を試着してみると、手触りの良さは抜群で、少し触っただけでも品質の高さを感じることができます。衣装だけでなく小物も取り扱っている企業は多くあり、まずは小物から手にとってみるものアリかもしれません。

以前、尾州のカレントの方が「一度着てもらえれば、その心地よさが分かってもらえるという自信がある。まずその感覚を体感してもらうことを大切にしている。」とお話しされていたことを思い出します。
今年のBISHU FES.を通して、まさしくその通りだと実感しました。

靴下ひとつとっても、あの風合いや心地よさを一度でも体感してしまうと、以前のものでは少し物足りなさを感じるようになってしまいます。
人を惹きつけて離さない魅力が「尾州」にはあるんだと、もっと多くの方に知ってもらいたい!そんな気持ちになりました。

来年はさらに魅力的で、より多くの方が「尾州」の魅力に触れるイベントとなるよう期待しています!


イベント情報のほか、会場マップ等は公式ウェブサイトもしくはパンフレットからご確認ください。

BISHU FES.公式ウェブサイト

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