一宮の商店街にクラフトビールの工房があることを知っていますか。地元のNPO法人「志民連いちのみや」を運営する星野博さんを中心に、2011年に、わずか4坪のビール工房「一宮ブルワリー」を立ち上げました。
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一宮発のクラフトビール、知っていますか。
第一次地ビールブームの追い風に乗って、かつて一宮にも「尾張ビール」というご当地ビールが存在した時代があります。
当時、星野さんは日替わり店長の店「三八屋」を運営(※現在はコミュニティカフェ&パブ「com-cafe三八屋」として営業)。その隣の小さな倉庫スペースを利用してブルワリーを併設することにしました。
開業当初は、伝統的かつ原始的な方法でのビール造りにこだわり、100リットルの寸胴鍋で一から造っていたほど、妥協のない愛情を注ぐ醸造家・山田さん。現在はタンクでの醸造に切り替わっていますが、その思いは少しも揺らぐことはありません。
スパイスやコーヒー、マンゴーなど現代的なフレイバーによって新鮮なおいしさを感じさせながら、その根底には、クラフトビールらしいグッとしたうまみが貫いている、そんなビールを目指しているそうです。
美味しいビールを造りたい
例えば、「138珈琲スタウト」というビール。
三八屋で販売している「138ブレンドいちのみや珈琲」(星野さんが、「いちのみや(138)」にこだわり、タンザニアキリマンジャロ1:ピーベリー3:スプレモ8の割合でブレンドしたオリジナルコーヒー)を使っていますが、このスタウトは、ほのかにコーヒーの香りがたち、コクと華やかさのある人気のお酒です。
一宮ブルワリーのできたてビールが飲める「com-cafe三八屋」では、山田さんの新作完成を多くのファンが今か今かと待ちわびています。
<com-cafe三八屋>
一宮ブルワリーの母体部分が「com-cafe三八屋」。
この店は、「杜の宮市」「まちの宮市」「アートドッグズ138」「クラフトビアパーティ」など数々の市民発イベントを成功させてきたNPO法人「志民連いちのみや」が運営しているコミュニティスポットです。飲食店の枠を超え、ユニークな催しを行っています。
<com-cafe三八屋のおすすめ>
◎スパイシーバイツェン
定番4種類の中で最も人気のあるビール。ナツメグなど香辛料のフレーバー、飲み口あっさり爽やかな白ビールです。
◎ゴールデンエール
甘さ控えめ、フルーツフレイバーある黄金色のビール。20年前の尾張ビールのレシピを復刻したものです。
◎138ブレンドいちのみや珈琲
星野さんが考案した一宮オリジナルのコーヒー。良質な豆をイチノミヤにちなみ1対3対8にブレンドし、少し強い苦味の奥に甘み&アロマを感じるブレンドに仕上げています。
◎毎月23日は38ビールの日
ビールの日には、スタッフが選んだビール1種類をお得に提供しています。
◎毎月22日はアースナイト
4月22日のEarth Dayにちなみ、毎月22日は小さなアースナイトを実施。客席の灯りはキャンドルかランプのみで過ごします。
com-cafe三八屋
住所 | 一宮市本町4丁目1番9号 |
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営業時間 | 12:00~23:00 |
休日 | 日曜 |
電話番号 | 0586-27-4838 |
URL | 「com-cafe三八屋」公式サイト(外部リンク) |