コスプレイヤーに学ぶ、駅周辺フォトスポット&撮り方のコツ!

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本町にあるコスプレイヤー専用撮影スタジオ「ARROWS-アローズ」で、コスプレイヤーに人気の屋外撮影スポットを調査しました。

一宮はコスプレイヤーの楽園だ!

日本におけるコスプレのムーブメントといえば、2003年、大須(名古屋市)ではじまったコスプレパレードを皮切りに、世界最大級のコスプレの祭典「世界コスプレサミット(WCS)」が誕生したことでしょう。
毎年30万人以上が集結するこのイベントの盛り上がりに、繊維のまち・一宮市も注目。まちの新しい魅力にしようと一宮市商工会議所が中心となって「一宮コスチュームタウンプロジェクト」が発足しました。

毎年「一宮七夕まつり」最終日には、コスプレパレードが行われ、300人を超える一般参加者と海外ゲストが参道をにぎやかに歩きます。まるでハロウィンのようにみんなが楽しむイベントであり、多くの市民が気軽に参加できる場となっています。「一宮七夕まつり」が中止となった2020年には、「フォトコンinいちのみや2020withコスプレ」を開催し、市内各所で撮影された写真によるフォトコンテストを開催しました。

コスプレイヤー

商店街で作品を撮影してみよう

なかでもここ、本町商店街は、コスプレイヤーの楽園です。
イベントでなくても、コスプレで商店街を歩いている人を普通に見かけますし、地元の人はコスプレイヤーの姿に驚くことも、興味深くジロジロ見る…なんてこともありません。

本町商店街にある、コスプレイヤー専門の撮影スタジオ「ARROWS」さんによると、それがコスプレイヤーにとって一宮の最大の魅力だといいます。

「コスプレイヤーの皆さんは、イベント以外では作品作り(撮影)に集中したいという方が多いので、変に注目されたくないのです。その点ここでは、地元の方がコスプレイヤーに対して理解があり、真清田神社や商店街でも、好奇の目にさらされず、自由に撮影ができます。また、撮影場所としても、自然や歴史的建造物、人通りの少ない場所などが多いことが支持されています。工夫次第で様々な作品の世界を切り取ることができるので、スタジオ撮影と野外撮影の両方を楽しんでいる方が多いですよ。」

商店街

コスプレイヤーは、どんな場所で撮影している?

作品作りにかけるコスプレイヤーの皆さんが撮影場所に選ぶのは一体どこなのか。さらに、各スポットでの撮影のコツと撮影時の注意点も聞いてきました。コスプレに限らず、通常のスナップでも使えるので参考にしてみてください。

1 和モノ作品に物語性を加える「真清田神社」

時代物をテーマとした作品では、真清田神社での撮影が定番。境内が広く、様々な場所が絵になります。

真清田神社

  • 真清田神社

  • 真清田神社

●人気No.1スポットは朱い鳥居が映える「三八稲荷社」
和モノの世界観を華やかに演出する場所として人気。

朱い鳥居

●「楼門」「石段」「塀・壁」「橋」をうまく使うとカッコいい!
座ったり、もたれかかってみたり、ポーズをつけやすい場所。アングルの違いで動きをつけるのもポイントです。レフ板を使う時には、被写体の顔まわりに光を当てます。

  • 真清田神社

  • 真清田神社

  • 真清田神社

<真清田神社での撮影時の注意>
・正午(昼12時)から利用できます(午前中はご遠慮ください)
・撮影の前に必ず参拝をお願いします。
・境内では小道具(武器)を振り回さないで!

神聖な場所ですので、一般の参拝者の邪魔にならないよう「静かに」「速やかに」撮影しましょう。建物内、さい銭箱前での撮影や、石段での長時間の撮影はご遠慮ください。神社内のものを動かすのもNGです。

※見る側の注意点
コスプレイヤーを見かけた時、遠くから撮影している人がいますが、これは盗撮ですので絶対にやめてください。撮影したい時は、必ず本人に許可を得てからお願いします

2 きらきら輝く自然光で映えマシマシ「大宮公園」

真清田神社の北側にある「大宮公園」は、緑が豊かで静かな公園。円形の池&噴水や屋根付きの土俵、弓道場などがあります。自然光を活かして、野外ならではのさわやかな雰囲気の写真が撮れますよ。

大宮公園

『フェイト』より ライダー・ 間桐桜(まとうさくら)

<大宮公園での撮影時の注意>
・金属製の武器は持ち出しできません!

【大宮公園からひとこと】
屋外全般のお約束になりますが、いくら小道具とはいえ金属製の武器ですと、一般の方が驚いてしまうため、屋外へ持ち出す場合はプラスチック製・木製のものをお使いください。移動中は袋の中に入れておき、撮影時のみ取り出すようにします。

3 学園モノなら!青春っぽさを醸し出す「本町商店街」

学園モノの撮影に人気なのが、本町商店街。ここでは11時から20時まで歩行者専用道路になるため、なんと道路の中央での撮影も可能(通行する方の邪魔にならないようにくれぐれも気を付けて!)。とくに平日は、往来の人も少ないので絶好の撮影スポットになっています。

本町商店街

  • 本町商店街

  • 本町商店街

●遠近感を使った撮影が可能な「アーケード」
真清田神社へとまっすぐに続く参道(道路)とアーケードのアーチを上手く利用して、他では撮れないダイナミックな写真を撮ってみましょう。こんな写真を堂々と撮れるのは、コスプレに理解のある一宮市ならではですね。

  • コスプレイヤー

    『刀剣乱舞』より 髭切(ひげきり)

  • コスプレイヤー

    『ヒプノシスマイク フリングポッセ』より 夢野幻太郎(ゆめのげんたろう)

  • コスプレイヤー

    『偽物語』より 斧乃木余接(おののぎよつぎ)

●クラシックで荘重な雰囲気を醸し出す「オリナス一宮」
本町商店街内、アローズの前にある「オリナス一宮」は、大正13年に建てられた旧名古屋銀行一宮支店です。鶴舞公園の奏楽堂や松坂屋本店などの設計で知られる鈴木禎次が設計した建物で、時代とともに東海銀行一宮支店、一宮市役所西分庁舎として活用されましたが、現在は多目的施設となっています。この石造りのクラシックな外観は、どんなキャラクターも品よく引き立ててくれますよ。

  • 商店街コスプレイヤー

  • コスプレイヤー

  • コスプレイヤー

<商店街での撮影時の注意>
・歩道や道路の中央で三脚やスタンドを立てるのはNG!
・他店等の敷地に侵入しての撮影は絶対におやめください。

【商店街からひとこと】
車や天候を気にせず、歩行者天国のようにゆったりと歩けるのが本町のアーケード街の良いところ。みなさんの道路でもあるため、通行の妨げになる行為は厳禁です。本町商店街の皆さんは、コスプレイヤーの撮影に非常に理解がありますが、営業している店舗前で撮影する場合は、お店の方に許可を得てから始める、帰るときに挨拶するなど、お互いに気持ちの良い利用を心掛けてくださいね♪

4 春らんまん!桜のエモいショットなら「大江川緑道」

春は少し足を延ばして、桜の名所「大江川緑道」へ。約330本のソメイヨシノが両岸から枝を伸ばし、いちめんピンク色に染まる春の景色は、ふんわりとしたエモいシーンが撮れます。背景をボカすことで、被写体が浮き上がり印象的な一枚になりますよ。

大江川緑道

『ブレンド・S』より 桜ノ宮 苺香(さくらのみやまいか)

  • 大江川緑道

  • 大江川緑道

  • 大江川緑道

ありきたりだと思っていたような場所も切り取り方で、全然違って見える…
これがコスプレイヤーのすご技撮影術。

なりきるキャラクターや作品の世界観に合わせて撮影する場所を選んでいるからこそ、ちらりと見えるその場所がアニメのワンシーンのように輝いているのですね。撮影後は、作品の精度を高めるために「レタッチ」をして、不自然な映り込み等を手直しする作業をしているとか。すみずみまで、作品に対する愛を感じます。

コスプレイヤー専用撮影スタジオ create studio ARROWS

住所 一宮市本町2丁目1-13
営業時間 月~金 10:00~17:00
土日祝 9:30~21:30
公式HP 公式HPはこちら (外部リンク)
「好き」を追求するコスプレイヤーのための撮影スタジオ。廃墟、ガーリー、教室、体育館、和室、ステージ、男子部屋など約30ものブースがあり、時間内であれば屋外撮影も含め、どこでも撮影することが可能。コスプレを楽しんでいる女性スタッフが数多く在籍しており、和気あいあいとした雰囲気と利用しやすい空間が魅力です。
2021年春に本町商店街に「別館」もオープン予定。

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