芝馬祭の起源は、鎌倉時代中期に起こった元寇にあると言われてる。弘安4(1281)年、北九州に来襲した蒙古軍を迎え撃つため、当地からも多数の戦士・軍馬が出征したが、特にこの地方から徴集された軍馬は抜群の功績を立てたと言われる。弘安の役といわれるこの国難は、突然起こった暴風(神風)によって蒙古の軍船の多くが漂流・水没し、勝利を納めた。これを祝し、軍馬の戦功になぞらえて芝草で神馬(しんめ)を作り、神風を起こして国難を救った神々のご帰還をお迎えしたのが、芝馬祭の始まりとされている。
チガヤを刈って芝馬を造り、これに縄をつけて子供たちが町内を引き廻し、悪事災難を免れ無病息災を願い最後に水法川へ流す。
県指定無形民俗文化財
基本情報
住所 | 〒491-0871 一宮市浅野白山16-1 |
---|---|
場所 | 白山社(浅野) |
主催団体 | 芝馬祭保存会 |
アクセス
-
JR「尾張一宮」駅、名鉄「名鉄一宮」駅より岩倉行きバスで水法バス停下車徒歩約5分。